LOOX U/B50N にUSBメモリからWindows XPをインストールしてみた

購入時にインストールされていたWindows Vistaが重くて仕方が無いので、Windows XPをインストールしてみることにしました。
富士通の公式ページでXP用のドライバが配布されており、一通り手順も書いてあるのですが、ここでは実際にインストールを進める中で引っかかったところを補足として書いておこうと思います。

Windows XPのインストール

Windows XPをインストールするには、まず、BIOSのアップデートが必要になります。
以下のページ(公式ページ)を参考にBIOSのアップデートを行ってください。
http://azby.fmworld.net/support/win/xp/dg/#c05
(公式サイト)

公式ページでは、インストールにポータブルCD/DVDドライブを使うことが前提で書かれていますが、OSインストールのためだけにドライブを買ってくるのは勿体無いと思ったので、USBメモリからインストールしてみました。
作業の流れを箇条書すると、

  • OSのディスクからHDDにデータをコピー
  • 専用ツールでHDDからUSBメモリにデータをコピー
  • USBメモリから起動し、インストール

ということを行います。
実際には以下のサイトを参考に作業を行いました。

http://www.sd-dream.com/PasoCompass/Review/NA01mini/InstallFromUSB.html
(パソコンパスさん)

参考にしたサイトでは、EPSONのマシンを例に書かれていますが、LOOXでもバッチリ出来ました。
LOOXで作業するに当たり、引っかかった点を書いておきます。

インストールするパーティーションの設定

インストールCDの中身をUSBメモリに移すためにはWinSetupFromUSBというソフトを使いますが、このソフトにはどのパーティーションにインストールするかをあらかじめ設定しておく必要があり(以下のキャプチャ画像の赤丸で示してあるところです)、自分はそれを初め適切に設定しておかなかったために、HDDを初期化し、コピーが終了して再起動がかかるところでUSBメモリから起動しているにも関わらず、次のような画面が出て、インストールを進めることが出来ませんでした。

以下、WinSetupFromUSBのキャプチャー画面です。

デフォルトでは1が設定されていますが、あらかじめ調べて設定しておいた方が良いと思います。
自分は、HDDの初期化をした後に気がついたので、インストーラーのパーティーション選択画面で調べてCドライブはパーティーション2に割り当てられていることが分かり、改めてWinSetupFromUSBのパーティーション設定に2を指定してUSBメモリにコピーを行うところからやり直しました。

USBメモリから起動出来るようにする

デフォルトでは、USBメモリから起動出来るようになっていませんので、BIOSの設定でUSBメモリから起動出来るように設定する必要があります。
電源を投入して、富士通のロゴが出ているときに、[F2]を押すとBIOSの設定画面に切り替わります。
BIOS画面のメニューで、起動→起動デバイスの優先順位 と選ぶと、除外された起動デバイスUSBメモリがあると思うので、それを選んで[x]キーを押して起動デバイスリストに登録します。


そして、[F10]を押し、保存してBIOS設定を終了します。
再起動して富士通のロゴが出たら、[F12]を押すと、起動デバイスの選択画面がでるので、先程設定したUSBメモリを選択するとWindows Xpインストーラーが起動して、インストールを進めることが出来ると思います。

ドライバのインストール

Windows Xpのインストールが完了したら、次はドライバのインストールです。
公式サイトの、「Service Pack のインストール」以降を参考に進めていけば問題ありません。

http://azby.fmworld.net/support/win/xp/dg/#c07
(公式サイト)

ただし、これは、Windows XP Tablet Editionをインストールした場合を前提に書かれているようで、ほとんどの人は、Tablet Editionを持っていないと思います。
Tablet EditionではないXPでドライバのインストールを進めていくと、
富士通 タッチパネルドライバ(FMV-BIBLO LOOX Uシリーズ用)」
のインストールに失敗してしまうと思います。
これは、BIOSの設定で、タッチパネル設定を「タッチパネルモード」に変更することで回避することが出来ます。
実際には、BIOS画面のメニューで、詳細→各種設定と進み、タッチパネル設定を「タッチパネルモード」に設定します。


また、Tablet Editionを持っていなくても無理やりタブレット化する方法もあるようで、その手順が以下のサイトで紹介されています。

http://dsk.jp/2008/12/xp-loox-ub50n.html
(ものつくりサークルDSKさん)

自分はこのサイトを参考に、タブレット化してみました。
無理やりタブレット化した場合、日本の公式ページで配布されているタッチパネルドライバではインストールで失敗するのですが、ものつくりサークルDSKさんの記事からリンクされている海外の富士通のページからダウンロードしたドライバは正常にインストールすることが出来ました。


以上で、めでたくLOOXのXP化が成功しました。

Vistaの時からは考えられないほど動作が軽くなり、感動しました。
挑戦される方はドライバの数が多くて大変だと思いますが、労力に見合うだけの価値はあると思うので、頑張ってみてください。