魔法少女まどか☆マギカ 第4話 「奇跡も、魔法も、あるんだよ」 キャプチャー&感想

次なる犠牲者は…


視聴の際の心のつぶやきは

このように

表記します。

アバン


上条くんをお見舞いに来たさやか。でも上条くんはリハビリ中で面会できないという。
残念そうに踵を返し、病院を後にするさやか。
そして自分の手を見つめ、何で、上条くんなんだろう。自分の手が動いても何の役にも立たないのに…と自分を責める。
上条くんの手が治ったとして、自分が上条くんにどうして欲しいのか考え、『私は嫌な子だ』とつぶやく。
さやか『思えばその時の私は何も分かっていなかった。奇跡を望む意味も、その代償も…』

マミ先輩が生前にさやかに問いかけた言葉
「彼に夢を叶えて欲しい」のか?「彼の望みを叶えた恩人になりたい」のか?
を無意識に考えている。
『私は嫌な子だ』とつぶやいたということは、後者の気持ちを持ちつつも、戒めているのかもしれない。
そして、マミ先輩はこうも言った。
「ここをはき違えると、後々後悔するから…」と。
履き違えて不幸の道へ進もうとしているかに見える。

Aパート


鹿目家の朝食。
昨日の衝撃から立ち直れないまどかの表情は曇っている。
食卓に上がった目玉焼きの黄身を見て、マミ先輩の死に様を思い出すまどか。
思わず泣き出してしまう。
事情を知らない家族はその様子を不思議がる。
まどかは、生きて食事が出来るありがたみを噛み締める。

あの光景を目の当たりにしたら、一生、精神的外傷として残るだろうなぁと思う。
今は、ショックで頭が一杯なのだろう。
ある程度落ち着いた後にやってくるであろう自責の念が辛そうだ。


登校。
さやかは昨日の惨事がなかったかのように、いつもの調子で明るく振舞う。
まどかは目に見えて落ち込んだ様子。
まどかは、キュウべぇを介したテレパシーでさやかに昨日のことを持ちかけようとする。
さやかは落ち着いた声で『今はやめておこう』と返す。

さやかは気丈に振舞っているが、昨日のショックは大きいに違いない。
それに加えて、上条くんの事も心に抱えている。
明るく振舞うことで押し潰されないようにしているようである。


授業中。
魔法少女関係者は皆浮かない表情をしている。

ほむらの表情が印象的。
これまではクールでマミ先輩との衝突での悔しそうな顔意外、表情の変化がほとんどなかったが、
心配そうな表情でまどかの方を見ている。
昨日の事件でまどかの心に変化が生じて魔法少女になる決心をしてしまうことを案じているのだろうか。


学校の屋上にて。
魔法少女関係者として異空間で惨劇を目の当たりにした二人、
そして、何事もなかったかのように平静を保つ現実世界。
その中に戻って、違う世界に来てしまったかのような錯覚にとらわれる二人。
それは、既に皆んなとは違う世界で違うものを見て暮らしているようなものだと捉えるさやか。
以前からそうだった。もっと早く気がつくべきだったと。

一度浮世離れした世界に身を投じてしまうと、元の世界に戻ってくるのは難しいのではないかと思う。
ましてや、死と隣り合わせで、きっと終わることのない戦いを請け負わされるのである。
だが、まだ契約はしていない。元の生活に戻ってくる選択の余地は残されている…


まだ魔法少女になりたいと思っているかどうか、まどかに問いかけるさやか。(ここでキュウべぇの顔アップ)
まどかは、ずるいと分かってはいるが、無理。マミ先輩の「死に方」を思い出すと息も出来なくなる。怖いのだと
震え、涙を流しながら答える。
マミ先輩は優しい人だった。戦うためにどんな覚悟がいるのか思い知らせるために…とさやか。

まどかは、「死に方」と初めてはっきりと言葉に出した。
無惨な死に方をするのが怖い。魔法少女になりたくないということを意思表明したとも取れる。
マミ先輩の本心は、一人では辛いし孤独だから、強いポテンシャルを持っているまどかに
一緒に戦って欲しかったということだと思うが、
さやかは危険を知らしめるために二人を同行させ、自ら体を張ったのだと受け止めているようだ。


マミがいなくなったら、誰がこの町を守るのか?とキュウべぇに疑問を投げかけるさやか。
魔法少女のテリトリーが空席になれば、他の魔法少女がすぐにでもやってくるだろうとキュウべぇ
マミのような見返りを求めないタイプは珍しく、普通は損得を考えるものだという。
でも、それを非難できるとしたら、魔法少女としての運命を背負った者だけではないかと釘を刺す。
そして、君たちの気持ちは分かった。短い間だったけど、一緒にいて楽しかったと…去っていくキュウべぇ

魔法少女ソウルジェムを保つために効率よく魔女狩りをしなければならない。
そうなると、余力のある魔法少女なら、テリトリーを拡大するために空席を狙ってくるのは当然のこと。
いわば、魔法少女は敵同士。これは、これまでも明言はされないがマミとほむらの対立を通して描かれてきたことだ。
そして、釘を刺すキュウべぇ。なかなか魔法少女になる決心をしない二人を遠まわしに非難しているように聞こえる。


もはや家主不在となったマミのマンション部屋を訪ねるまどか。
魔法少女になることをやめたまどかは、自ら考案した魔法少女の衣装を描いたノートをテーブルの上に置く。
そして、弱い子でごめんなさい…と涙を流す。

ノートを置きに来た行動は、魔法少女にならない決心の表れだろうか。
一旦はマミ先輩と一緒に戦うことを口にしたまどか。
しかし、マミに先立たれ、恐怖感だけが残り、魔法少女へになる気持ちはなくなってしまった。
約束を守れなかったこと、マミを守ることが出来なかったことに対する自責の念が出てきたのではないかと思う。
まどかはそれに苛まれることになるのだろう。


マンションのエントランスでほむらと出会う。
涙を拭くまどか。
ほむらは近くに寄り、こう言った。
「あなたは自分を責め過ぎているわ。鹿目まどか
「あなたを非難できる出来る人なんて誰もいない。いたら私が許さない」
そして、こう加える。
「忠告、聞き入れてくれたのね」

ほむらは、忠告を聞き入れたことを評価している。
ほむらは気持ちを出さないので、優しさをかけての言葉か、利害からの言葉かは分からない。
前回、ほむらとマミが会話した際に、まどかのポテンシャルを踏まえた上で、「鹿目まどかは決して魔法少女にさせるわけにはいかない」
と言っている。
マミはこれをライバルを増やさないため。つまりは利害のためと取ったのだが、
この際もほむらは本心を明らかにしていない。
まどかを魔法少女に誘導しようとした巴マミキュウべぇに対しては敵対する姿勢をとってきた。
しかし、この姿勢も利害のためかどうかはまだ明らかになっていない。
非常に気になる点である。


もっと早く忠告を聞いていれば…
とまどか。
それで巴マミの命が助かったわけではないが、まどかが忠告を受け入れたことにより、運命は変えられ、一人の命が救われた。
そのことが嬉しいとするほむら。
ほむらは、魔法少女が死ぬところを何度も見てきたという。
その回数を数えるのを諦めるほどに…

ほむらのこの発言で、多くの魔法少女が契約によって生み出され、命を落としていることが裏付けられたことになる。
キュウべぇはそれだけたくさんの契約を結んできたわけで、まどか&さやかはその中の2人に過ぎないということになる。
あれだけ事務的で押し売りのように契約を迫るのも納得出来る。
たくさん死ぬから補充のために常に契約に奔走しているのだろう。
魔法少女は所詮捨て駒の兵隊に過ぎない存在なのだろうか…


マミが死んだことは誰も気付かないのだろうか…?と、まどかが聞く。
マミの身寄りは遠い親戚だけになるので、気が付かれるのはだいぶ先になるのではないか。
異空間で死ぬと死体は残らない。なので、世間ではマミは永遠に失踪した行方不明者ということになると言うほむら。
皆んなのためにずっと一人ぼっちで戦ってきたのに、誰にも気がついてもらえないなんて、そんなの寂しすぎるよ…
と涙を流すまどか。
そういう契約で、私たち魔法少女は力を手に入れた。
自分自身の祈りのために戦い続けるのだ。
誰にも気がついてもらえなくても、それは仕方のないことだとほむら。

魔法少女は精神的に頑強でないととても務まる仕事ではなさそうである。
「自分自身の祈りのために」ここが重要なポイントだと思った。
他人のためにではないのである。
マミ先輩もさやかに「他人のために魔法少女になるのは好ましくない」と言った。
そして「誰にも気がついてもらえなくても仕方がない」と言い切ったということは、
孤独になることと、いつ訪れるか分からない死への覚悟ができているとも取れる。
ほむらは、魔法少女の鑑といえる雰囲気を醸し出しているといえるかな。


「私は覚えてる。マミさんのことを絶対に忘れない。」と力強く言うまどか。
「そう言ってもらえるだけ、巴マミは幸せよ。」
「うらやましいほどだわ…」
と言いながら立ち去ろうとするほむら。
とっさに、
「ほむらちゃんだって、ほむらちゃんのことだって、私は忘れないもん」
「昨日助けてくれたこと、絶対忘れたりしないもん」
と叫ぶまどか。
それを聞いたほむらは間を置いて…
「あなたは優しすぎる」
「忘れないで…その優しさがもっと大きな悲しみを呼び寄せることもあるのよ…」
と忠告を発するように答え、立ち去るのだった。

「うらやましいほどだわ…」の発言にほむらの本心が少しだけ垣間見える気がする。
ただ、他人に気にかけて欲しいのか、
まどかに好意を持っていて、嫉妬心から言ったのかは分かりかねるが…
そして、「優しさが大きな悲しみを呼び寄せる」の発言。
これは伏線と見ても良さそうな気がする…
例えば、将来的に、まどかの性格の所為でほむらか家族が犠牲になるという展開。
いや、もうそれしか考えられない…
(さやかは上条くん要因で命を落とすだろう…)

Bパート


上条くんをお見舞いに来たさやか。
さやかは上条くんを元気づけるために会話をしている。
浮かない表情の上条くん。
上条くんはやりきれない表情でこう言い出した。
「何で今でも僕に音楽を聞かせ続けるんだ?」
「嫌がらせのつもりなのか?」
逆上した上条くんは手で叩きつけてCDプレイヤーを破壊してしまう。
これ以上はダメだと押さえに行くさやか。
手はもう動かない。痛みさえ感じないという。

上条くんの状態が悪い方向に移行して、さやかが魔法少女になる方向が強くなってきた。
必死に看護するさやかが痛々しく可哀想である。


諦めなければきっと動くようになるとポジティブな発言をするさやか。
しかし、現代の医学では治療できない。もう演奏は諦めろと先生から直々に言われたのだという。
夢は絶たれてしまった。
奇跡や魔法でも起きない限り治らないと。
「あるよ」
「奇跡も、魔法も、あるんだよ」
と意を決した表情でさやか。
窓にはキュウべぇの姿があった。

さやかはとうとう魔法少女になる意を決してしまったといって良いだろう。
サブタイの言葉を発したさやか。
さやかは冒頭で
『思えばその時の私は何も分かっていなかった。奇跡を望む意味も、その代償も…』
と言った。
今ここで奇跡を望んだのである。恐らく意味を分からずに。
マミは
「他人のために魔法少女になるのはあまり感心出来たことではない」
「彼に夢を叶えて欲しい」のか?「彼の望みを叶えた恩人になりたい」のか?
「ここをはき違えると、後々後悔するから…」
と言った。
さやかは恐らく前者の気持ちで意を決したのかも知れない。
ほむらは
魔法少女は自分自身の祈りのために戦う」
と言った。
さやかは、今後、上条くんの状態や気持ちがどうなろうと、
ずっと上条くんのために戦い続けることが出来るのだろうか…?
そして、願いを聞きつけてそこに待機していたキュウべぇ
まるで死臭を嗅ぎつけてやってきたハイエナのようである。


夜の街を一人歩くまどか。
どうしてほむらとマミは仲良く出来なかったのか?を考えながら、とぼとぼと歩く。
視界の先にクラスメートのひとみを発見。
しかし、どうも様子がおかしい。
2話で自殺未遂をしたOLと同じ左の首筋の位置に魔女の刻印を確認。
「どうしたのか?どこへ行こうとしていたのか?」を問いかけるまどか。
「ここよりずっといい場所に行こうとしている」と答えるひとみ。
まどかも一緒に付いてこいといい、先へ行ってしまう。

異空間への誘いである。この後まどかは異空間へと引き込まれることになるだろう。
一見何事もないように見えたひとみも魔女につけ込まれるネガティブな面を持っていたということだろうか。


次々と集まってくる魔女の刻印を付けられた人たち。
その人達の足は人気のない廃工場へと向かっている。
オロオロとひとみに付いていくまどか。
ほむらに連絡出来れば…と思うが、ほむらの携帯番号が分からない。
刻印を持った者は廃工場へと集まり、入り口のシャッターが閉められた。

魔女に刻印を付けられると、夢遊病患者のようになってしまうようである。
今回は2話の時とは違い、何人も同一箇所に集まってきており、集団自殺へと発展しそうな感じだ。
発端は事業に失敗して工場を失ってしまい、不景気な時代に居場所の無くなってしまった男なのだろうか。


シャッターが閉められて閉鎖空間となった廃工場でバケツに異なる種類の化学薬品を混ぜようとする。
まどかは母から化学薬品を混ぜることは非常に危険で命を落とすこともある事を聞いて知識を得ていた。

酸性のサンポールと塩素系のドメストを混ぜると有毒ガスが発生するということは小学校で習いました。
発生するガスは硫化水素だそうです。
描かれた容器の色からして、まさしくその二つですね。
症状としては、呼吸麻痺を起こし、呼吸中枢が活動できなくなる結果昏倒に至るそうです(by Wikipedia)。


危険なので止に行こうとかけ出すまどか。
それを阻止するひとみ。
これは神聖な儀式なので邪魔してはいけないのだという。
生きている肉体は邪魔なだけ。まどかにもきっと分かると説明。
その様子を聞いていた周りの者から拍手が起きる。

集団心理とは怖いものだ…


ひとみの手を振り払い、薬品の混入されたバケツに駆け寄り、バケツを手にするまどか。
そのまま走り、窓からバケツを外に投げ捨てるまどか。

まどかが振り返ると…
自殺未遂となった集団が虚ろな表情でまどかに迫ってきた。
窓を開けようとするが鍵が閉まっていて開かない。
必死に逃げるまどかはドアを発見。
ドアの向こうの部屋に逃げ込んで鍵を閉め、一命を取り留めた。

その部屋に異空間が発生した。
異空間へと取り込まれるまどか。

異空間を漂うまどか。

マミ先輩と、マミ先輩を亡き者にしたシャルロッテの映像を見せられる。
まどか「きっと私が弱虫で嘘つきだったから…バチが当たっちゃったんだ…」

まどかの精神に対する攻撃。
嘘つきというのは、
魔法少女になって一緒に戦うとマミに約束したのに、自ら魔法少女にならない選択をした
ことを指していると思われる。


まどかの四肢を四方に引っ張り、切断しようとする。ピンチ!

何者かの介入によって四肢を引っ張っていた使い魔は消され、窮地を脱した。

それはさやかだった…

さやかは本当に魔法少女になってしまった。
まどかの四肢バラバラの大惨事は阻止されたが、
とうとうなっちゃったかぁ…という残念な気持ちに…


さやかの初陣。
華麗に短剣を振り回し、使い魔を倒していく。
そして、本体にとどめをさし、異空間を崩壊させることに成功。

ほむらは、その様子を見ていた様子。

魔女の刻印を受けた者たちは助かったようだ。

さやか「いやぁ、ごめんごめん。危機一髪ってとこだったねぇ」
あっけらかんとした様子のさやか。
まどか「さやかちゃん…その格好…」
さやか「あ、まぁ…なに、心境の変化っていうのかなぁ…」
心配そうなまどか、その様子に気がついたさやか。
さやか「大丈夫だって!初めてにしちゃ上手くやったでしょ、あたし」
まどか「でも…」

まどかの心配は無理もない。
まどかは、上条くんのことは知らず、ただ戦力不足で死ぬことを心配しているのだろう。


様子を見ていたほむらが二人の前に姿を表す。
ほむら「あなた…」
さやか「ふん、遅かったじゃない、転校生」

さやかは、
まどかがかくまったキュウべぇを襲い、マミ先輩のものになるはずだったシャルロッテ
グリフシードを奪ったほむらのことを快く思っていない。


さやかの契約によって奇跡が起こり、手が動くようになった上条くん

上条くんの表情は単純に喜んではいないようである。
きっと何か良からぬ方向に行くのではないかと不安をかきたてる表情である。


鉄塔に、OPでチューペットの袋を咥えていた赤髪の少女の姿が。
「まさかキミが来るとはね…」とキュウべぇ
「マミの奴がくたばったって聞いたからわざわざ出向いてやったってのに、
ちょっと話が違うんじゃない!」
と少女。
「悪いけど、この土地には新しい魔法少女がいるんだ。さっき契約したばかりだけどね」
キュウべぇ
「何それ、超ムカつく」
「こんな絶好の縄張り、みすみすルーキーのヒヨコにくれてやるってのもシャクだよね」
と少女
「どうするつもりだい?杏子」
キュウべぇ
「決まってんじゃん。」
「要するにぶっ潰しちゃえばいいんでしょ…その子」
と不敵な笑みで答える杏子だった

新人潰しを宣言した赤髪の子、杏子。
「まさかキミが来るとはね…」と発言しているキュウべぇと、
まだ見ぬルーキーに対して強気な発言をしているので、きっと強力な力を持っているのだろうけど
さやかに対して、どのような妨害行為をしてくるのだろうか。
単に力で潰しに来るのか、
さやかの契約の発端で、悪用されれば弱みにもなる上条くん、まだ力を持っておらず弱い親友のまどか
を利用して卑劣な方法で潰しに来るか気になるところである。
きっと後者じゃないかと思う…

次回予告&エンドカード



イラストはスクールランブル小林尽
予告担当は空元気っぽい調子のさやか。
そして、サブタイは「後悔なんて、あるわけない」

後悔がないなんて、あるわけない、だろう…

感想まとめと次回以降への展望

マミが世を去り、登場人物としての魔法少女はほむらしかいなくなった。
次に魔法少女への志願し運命を背負ったのはさやかだった。
きっかけはさやかが好意を持っている上条くん。
上条くんは手に怪我を負い、入院していたが、医師の通告により、バイオリン演奏者に復帰するのは
絶望的になった。
上条くんの「奇跡や魔法でも起きない限り直せない」という言葉が引き金となり
さやかは魔法少女になることを決意し、契約を結び、魔法少女となった。
この時、さやかは考える余裕があったのだろうか?
マミは生前、「他人のために魔法少女になるのはあまり感心出来たことではない」と忠告している。
考える時間はあったかもしれない。でも契約してしまった。
さやかは、冒頭で
『思えばその時の私は何も分かっていなかった。奇跡を望む意味も、その代償も…』
と言っている。
まず、状況は好転せず、大きな代償を背負うことになることになるのだろう。
さやかが死亡することは目に見えている気がする。
赤髪の杏子に追いつめられて殺されるのではないか?
口の悪さから凶暴性が垣間見えるが、実際にどのように行動してくるかは来週以降にならないと分からない。
さやかの魔法少女になる目的を与えた上条くん、親友のまどかを使って
卑劣な手段で追い詰めてくるのではないか?


上条くんに再び怪我を負わせる
もっとひどい状況にして再起不能にする

一旦は失意に落ちるが、まどかの励ましを受ける。
まどかの言葉を支えに気丈戦っていくことを決意する。

励ましをくれたまどかがひどい状態に陥る

立ち上がったところに追い打ちを受け、戦意喪失するさやか

魔女に葬られる


のような流れで、数回に渡って酷い仕打ちを受け、抜け殻のようになってしまうのではないかと
予想しています。
そして、死ぬ際には、マミのように一瞬で命を落とすのではなく、
抜け殻になった所を徐々に侵食され、痛みで我に返り、間違った選択をしてしまったこと、
代償の重さをはっきりと認識したところで、「死にたくない」「痛い」「苦しい」
を連呼しながら死んでいくのではないかという状況が頭に浮かびます。


さやかを失うと、こころの弱いまどかはとても悲しむはずです。
その次にはほむらに助けを求めることになるのではないでしょうか…
そして、そのほむらも…


このように、どんどんまどかを追い詰めていくのではないでしょうか。
恐らく絶望へと向かって進んでいくストーリー。
今後の展開に目が離せません!