魔法少女まどか☆マギカ 第9話 「そんなの、あたしが許さない」 キャプチャー&感想

あんこさん…


視聴の際の心のつぶやき、補足は

このように

表記します。

アバン


ソウルジェムが濁りきって魔女になってしまったさやか。

杏子「てめぇ、一体何なんだ、さやかに何をしやがった」
杏子はさやかの体を救いだそうとする。

魔女の攻撃を受ける杏子。
ほむら「下がって…」
ほむら登場。
爆弾を爆発させ、魔女から距離を取る。
ほむら「つかまって…」
杏子がほむらの手を掴むと、ほむらは時間を止める魔法を発動。

時間を止める魔法発動中は、ほむらに触れている者だけが動けるようだ。
それ以外の時を止められた側には、ほむらが瞬間移動したように見えるということだろう。


一緒に走って逃走する。
杏子はさやかの抜け殻となった肉体を抱えている。
杏子「あの魔女はなんなんだよ」
ほむら「かつて美樹さやかだったもの」
杏子「逃げるのか?」
ほむら「ならその余計な荷物は捨てて…でないと足手まといになる」
杏子「ふざけるな」

この二人のやりとりの差は、やはり経験の差なのだろうか。
もちろん、ほむらのほうが経験を積んでいるということだが。
ほむらは別の時間軸から来たことが明らかになっている。
そして、杏子が知らなかった魔法少女のからくりも把握していた。
つまり、過去、同じような状況に立ち会ったことがあり、助けても無駄なことが分かっているから捨てていけと言っているのではなかろうか。
経験を積んだ者特有の諦めというところか。

Aパート


曇った表情で歩くまどか。
さやかの抜け殻を抱えて歩いてきた杏子、ほむらとはちあわせる。
その様子に驚くまどか。
まどか「さやかちゃん!?ソウルジェムはどうしたの?」
ほむら「彼女のソウルジェムはグリフシードに変化した後、魔女を産んで消滅したわ」
驚き、唖然とした表情のまどかと杏子。
まどか「うそ…だよね…」
ほむら「事実よ…それがソウルジェムの最後の秘密…この宝石が黒く染まって濁りきるとき…私たちはグリフシードになり、魔女として生まれ変わる…それが魔法少女になった者の逃れられない運命…」
まどか「嘘よ…嘘よ…ねぇ…」
まどか「そんな…どうして…?さやかちゃん、魔女から人を守りたいって…正義の味方になりたいって…そう思って魔法少女になったんだよ。なのに…」
ほむら「その祈りに見合う呪いを背負い込んだまでのこと。あの子は誰かを救った分、誰かを呪いながら生きていく」

ほむらの口から公式に、魔法少女の魔女化が明かされました。
暗示するようなことは先週、キュウべぇが言っていましたけどね。
まどかはうつ病にならないのだろうか?


無言のまどか。
杏子は静かにさやかの抜け殻を置き、ほむらにつかみかかる。
杏子「てめぇは何様のつもりだ、事情通ですって自慢したいのか?何でそう得意げに喋ってられるんだ。こいつはさやかの…さやかの親友なんだぞ」
まどかはさやかの抜け殻に顔をうずめて泣いている。
ほむらは動じずに言う。
ほむら「今度こそ理解できたわね?あなたが憧れていたものの正体がどういうものか…わざわざ死体を持ってきた以上、扱いには気をつけて…迂闊なところに置き去りにすると、後々厄介なことになるわよ」
杏子「てめぇ、それでも人間か?」
ほむら「もちろん違うわ…あなたもね…」
そう言い残して、ほむらは立ち去った。

実はとても人情味があった杏子。これは株が上がりそう。
一方、ほむらはまどかのことを感情的になるほど心配しているはずなのに、精神的な気遣いはせずに、淡々と事実だけを伝えている。これはいかに?


まどか宅。
ひどく落ち込んでいる。
そこにキュウべぇが現れる。
キュウべぇ「入っていいかい?話があるんだ」
まどか「生きてたのね…」
まどか「ほむらちゃんが言っていたこと本当なの?」
キュウべぇ「訂正するほど間違ってはいないね」
まどか「じゃあ、あなたは皆んなを魔女にするために魔法少女に?」
キュウべぇ「勘違いしないで欲しいんだが、僕らは何も人類に対して悪意を持っているわけじゃない。全てはこの宇宙の寿命を伸ばすためなんだ。」
キュウべぇ「キミはエントロピーという言葉を知っているかい?簡単に例えると、焚き火で得られる熱エネルギーは木を育てる労力とつり合わないってわけさ。エネルギーは形を変えるたびにロスを生じる。宇宙全体のエネルギーは目減りしていく一方なんだ。」
キュウべぇ「だから僕たちは熱力学の法則に縛られないエネルギーを探し求めてきた」
キュウべぇ「そうして見つけ出したのが、魔法少女のエネルギーなんだ。」
まどか「あなたは…一体…」
キュウべぇ「僕達の文明は知的生命体の感情をエネルギーに変えるテクノロジーを発明した」
キュウべぇ「ところがあいにく当の僕らが感情というものを持ち合わせていなかった。」
キュウべぇ「そこで、この宇宙の様々な一族を調査し、キミたち人類を見いだしたんだ。」
キュウべぇ「人類の個体数と繁殖力を鑑みれば、一人の人間が生み出す感情エネルギーは、その個体が誕生し、成長するまでに要したエネルギーを凌駕する。
キュウべぇ「キミたちの魂は、エントロピーを覆すエネルギーたりうるんだよ。」
キュウべぇ「とりわけ最も効率がいいのは第二次性徴期の少女の希望と絶望の相転移だ」
キュウべぇソウルジェムになったキミたちの魂は燃え尽きてグリフシードになるその瞬間に膨大なエネルギーを発生させる。それを回収するのが僕達インキュベーターの役割だ。」

キュウべぇの真意が明かされる。
うーん、何とも納得の行かない残念な理由だ。
キュウべぇの私利私欲のためではないので、キュウべぇに純粋に怒りをぶつけることが出来ないではないか。


説明を聞いていたまどか。
まどか「私たち消耗品なの?あなた達のために死ねっていうの?」
キュウべぇ「この宇宙にどれだけの文明がひしめき合い、一瞬ごとにどれだけのエネルギーを消耗しているか分かるかい?」キュウべぇ「キミたち人類だってやがてはこの星を離れて僕達の仲間入りをするだろう。その時に枯れ果てた宇宙を引き渡されても困るよね」
キュウべぇ「長い目で見れば、これはキミたちにとっても得になる取引なはずだよ」
まどか「バカ言わないで…そんな訳の分からない理由でマミさんが死んで、さやかちゃんがあんな目にあって…あんまりだよ…ひど過ぎるよ」
キュウべぇ「僕たちはあくまでキミたちの合意を元に契約しているんだよ?それだけでもずいぶん良心的なはずなんだが…」
まどか「皆んな騙されただけじゃない!」
まどかは声を荒げる。
キュウべぇ「騙すという言葉自体僕達には理解出来ない。認識の相違から生じた判断ミスを後悔するとき、何故か人間は他者を憎悪するんだよね。」
まどか「あなたの言っていること、ついて行けない。全然納得できない」
キュウべぇ「キミたち人類の価値基準こそ、僕達には理解に苦しむなぁ。今現在で69億人。しかも4秒に1人ずつ増えているキミたちがどうして単一個体の生き死にでそこまで大騒ぎするんだい?」
まどか「そんな風に思っているんなら、あなた達はやっぱり私たちの敵なんだね…」
キュウべぇ「これでも弁解に来たつもりだったんだよ。キミたちの犠牲がどれだけ素晴らしい物を産み出すか理解してもらいたかったんだが…どうやら無理みたいだね」
まどか「当たり前でしょ」
キュウべぇ「いつかキミは最高の魔法少女になり、そして、最悪の魔女になるだろう。その時僕らはかつてないほど最高のエネルギーを手に入れるはずだ。この宇宙のために死んでくれる気になったなら、いつでも声をかけて。待ってるからね」
そう言い、キュウべぇは去った。
まどかは泣くだけだった。

お互いの価値基準がズレているので、話は平行線のままだろう。
だけど、得をするのがインキュベーター側で、人類側は損な契約内容を飲まされている感は拭えないですね。
インキュベーター側は契約者の願いを一度叶えれば良い。契約者はこき使われた後死ぬ運命を課せられた上、死ななければならず、死後、魔女になって他人に迷惑をかけることになる。
人類は死んだら終りなのに、インキュベーター側は代替品に生き返ることが出来る。ずるいなぁ。
しかし、この取引を巧みに売り込むのがキュウべぇである。
契約者に損になることは言わない。考える余裕を無くさせ、契約に追い込む。そして、不服を申し立てられた時に正当性をアピールできるようにしておく。
さすがである。


さやかの死体を腐乱させないようにソウルジェムの力を使う杏子。
そこにキュウべぇがやってくる。
キュウべぇ「そうまでして死体の鮮度を保ってどうするつもりだい?」
杏子は物を食べ始める。
杏子「こいつのソウルジェムを取り戻す方法は?」
キュウべぇ「僕の知る限りでは、ないね」
杏子「そいつは、お前の知らないこともあるって意味か?」
キュウべぇ魔法少女は常理を覆す存在だ。キミたちがどれだけの不条理を成し遂げたとしても驚くには値しない」
杏子「出来るんだな?」
キュウべぇ「前例はないね。だから僕にも方法はわからない。あいにくだが、助言のしようがないよ」
杏子「いらねぇよ。だれがてめぇの手助けなんか借りるもんか」

この時、キュウべぇは内心してやったりだろう。
うまくけしかけて杏子を破滅の方向へと誘導している。
杏子は過食症じゃないだろうか。
ストレスのはけ口を食べ物に求めているところがあるな。
幼少時代、まともに食事ができなかった反動なんだろうけど。


仁美と登校するまどか。
まどかは当然元気がない。
仁美は顔色のすぐれないまどかと連日学校を休んだことになっているさやかのことを案じている。
さやかのことを見舞いに行くべきか悩む仁美。
しかし、さやかとはお話しづらい状況なのだという。
そこに、杏子からまどかにテレパシーで語りかけが入る。
杏子「昨日の今日で、のんきに学校なんて行ってる場合かよ」
キョロキョロして立ち止まるまどか。
何が起きたのか?という様子の仁美。
杏子「ちょっと話があるんだ。顔貸してくれる?」
まどかは決意するような表情になり、学校を休むことを仁美に伝え、杏子の元へ走った。

仁美には悪気はなく、むしろ正々堂々としていたのだが、どうしてもさやかから男を寝取った女に見えてしまう。
タイミングが悪すぎたからね。
そういえば、キュウべぇがいなくても、テレパシーって出来たんだっけ?

Bパート


杏子の元へとやってきたまどか。
美樹さやかを生き返す意志があるかどうかまどかに尋ねる杏子。
まどか「た、助けられるの?」
はっとし、本当に助けられるか確認するまどか。
杏子が「助けられないとしたら放っておくかい?」
と言うと、まどかは答えに窮したので、杏子は悪い悪いという表情になり、
杏子「妙な聞き方をしちゃったね。バカと思うかも知れないけど、私はね、本当に助けられないかどうか、それを確かめるまで諦めたくない」
杏子「あいつは魔女になっちまったけど、友達の声は覚えているかも知れない。呼びかけたら人間だった頃の記憶を取り戻すかも知れない。それが出来るとしたら、多分あんただ。」
まどか「うまくいくかな…」
と言うと、杏子は微笑みながら、
杏子「分かんねぇよ、そんなの。分かんないからやるんだよ。」
と言い、
杏子「もしかしてあの魔女をまっぷたつにしてやったらさ、中からグリフシードの代わりにさやかのソウルジェムがポロッと落ちてくるとかさ。そういうもんじゃん?最後に愛と勇気が勝つストーリーってのは」
黙って聞き入るまどか。
杏子「あたしだって、考えてみたら、そういうのに憧れて魔法少女になったんだよね。すっかり忘れてたけど、さやかはそれを思い出させてくれた。」
と照れくさそうな顔で言った後、シリアスな顔になり、
杏子「付き合いきれねぇって言うなら無理強いはしない。結構危ない橋を渡るわけだしね。私も絶対何があっても守ってやるなんて約束はできないし」
と言うと、
まどかは真剣な顔で首を横に振った後、
まどか「手伝う。手伝わせて欲しい」
と申し出るのだった。

ますます義理堅く人間らしい内面をあらわにしていく杏子。
どんどん杏子の株が上がっていくとともに、死亡フラグが立ってきているように思う。
人のために魔法を使うと決意したさやかの内心は自分のためと思っていたさやかに対し、
自分のために魔法を使うと決意した杏子の内心は人のためと思っており、対照的だなと感じる。


まどかは右手を差し出し、
まどか「わたし、鹿目まどか
と改めて自己紹介をした。
杏子「ったくもう、調子狂うよな、ほんと」
と笑顔で
佐倉杏子だ。よろしくね」
と手を差し出す代わりにうまい棒を差し出した。

お菓子を差し出すのは、杏子が心を開いたサインかと思う。
でも、まどかに関わる人はみんな不幸になっていくというジンクスがある。
あんこさんも…


学校の教室。
気分がすぐれないので保健室へ行くと申し出るほむら。
教師は保健委員、学級委員に付き添いを依頼するが、一人で出ていってしまうほむら。

魔女化したさやかを探す杏子。それに付き添うまどか。
まどか「ほむらちゃんも手伝ってくれないかな?」
杏子「あいつはそういうタマじゃないよ」
まどか「友達じゃないの?」
杏子「違うね。まぁ利害の一致っていうか、お互い一人じゃ倒せない奴と戦うためにつるんでるだけさ。」
杏子「あと何日かしたら、この街にワルプルギスの夜が来る」
まどか「ワルプルギスの夜?」
杏子「超弩級の大物魔女だ。私もあいつも多分一人じゃ倒せない。だから共同戦線っていうか、要するにそういう仲なのさ。」

ワルプルギスの夜というのは一話の冒頭のまどかの夢の中でほむらが戦っていた敵のことなのだろう。
確かにほむらは苦戦しており、手も足も出ない様な状況だった。


工事現場に到着。
杏子のソウルジェムが光を増し、場所を突き止めた様子。
間違いはないかな?と確認するまどかに対して、魔力のパターンは昨日と一緒なので、間違いないよとする杏子。

魔法少女に変身する杏子

改めてまどかに覚悟の有無を確認する杏子。
笑いながら「何かもう慣れっこだし」とし、
「私、いつも後ろから付いて行くばっかりで役に立ったこと一度もないけど、でもお願い!連れて行って」
と真剣な表情に一転。
杏子「ほんと変なやつだな、あんた」
と笑顔で言い、結界への入り口を開いた。

結界の中を歩きながら杏子と会話するまどか。
まどか「誰かにばっかり戦わせて、自分で何もしない私って、やっぱり卑怯なのかな?」
杏子「何であんたが魔法少女になるわけさ」
まどか「何でって…」
と言うと、杏子は立ち止まり、キッとまどかを睨み、
杏子「ナメんなよ。この仕事はね、誰にだって勤まるもんじゃない。」
杏子「毎日うまいもん食って、幸せ家族に囲まれて、何不自由ない暮らしをしている奴がさ、ただの魔法少女になろうとするなら、そんなの私が許さない。いの一番にぶっつぶしてやるさ。」
と警告する。
杏子「命を危険にさらすってのはな、そうするしか仕方がない奴がすることさ。そうじゃない奴が首をつっこむのはただのお遊びだ。おふざけだ。」
まどか「そうなのかな」
杏子「あんただって、いつかは命がけで戦わなきゃならないときが来るかも知れない。その時になって考えればいいんだよ」
まどか「うん。」

このシチュエーションはマミと戦場に向かった時と一緒だ。
もっとも、その時、マミはまどかに自分自身が不安で心細い思いをしていることをぶっちゃけ、魔法少女になって一緒に戦うことを歓迎した一方、杏子は魔法少女になること止め、説教したわけですが。


扉をくぐり、まどかが杏子に話しかけた瞬間、扉が閉じた。
魔女さやかに気が付かれたのだ。

魔女と対峙する杏子&まどか。
杏子の指示で、魔女化したさやかに呼びかけるまどか。
しかし声は届かず、攻撃しようとしてくる魔女。
杏子「ひるむな、呼び続けろ」
まどか「さやかちゃん、やめて!思い出して!こんなこと、さやかちゃんだってイヤだったはずだよ!」
まどか「さやかちゃん、正義の味方になるんでしょ。お願い、元のさやかちゃんに戻って!」
しかし、攻撃してくる魔女。

杏子はまどかに攻撃がいかないように結界を張り、攻撃を跳ね返す。
杏子「聞き分けがないにもほどがあるぜ、さやか」
防戦一方の杏子。杏子にも疲れが出てきたようだ。
杏子『はっ、いつぞやのお返しってわけかい。そういえば私たち、最初は殺し合う仲だったっけね。生ぬるいって、あの時私がぶちのめしても、あんたは立ち上がってきたじゃんかよ。怒ってんだろ。何もかも許せないんだろ。分かるよ。それで済んだら目を覚ましなよ。』
呼びかけながらも、攻撃を受けつづける杏子。

とうとう結界が破られてしまった。
魔女の手に捕まって握りつぶされようとするまどか。
杏子「さやか!」
杏子は魔女の腕を斬り落とす。
杏子「あんた、信じてるって言ったじゃないか。この力で人を幸せにできるって」
杏子「頼むよ神様。こんな人生だったんだ。せめて一度くらい幸せな夢を見させて…」

魔女に地面を崩され、皆落下する。
異空間に入ってきたほむらはまどかを受け止める。
ほむら「杏子!」
杏子は深手を追っているようだ。
杏子「いよう。」
ほむら「あなた」
杏子「その子を頼む。私のバカに付きあわせちまった。」
ほむらがなにか言おうとすると、杏子は結界を張った。
杏子「足手まといを連れたまま戦わない主義だろ。いいんだよ。それが正解さ」
杏子「ただ一つだけ、守りたいものを最後まで守り通せばいい。」
杏子「私だって、今までずっとそうしてきたはずだったのに、」
杏子「行きな!こいつは私が引き受ける」
杏子は覚悟を決めたようだ。
まどかを連れ、撤退するほむら。

…とうとう覚悟を決めてしまったか。あんこ。
死ぬには惜しすぎる…


杏子はソウルジェムを両手に握り締め、祈るようなポーズになり、オーラを纏う。
杏子「心配すんなよさやか。ひとりぼっちは寂しいもんな。いいよ。一緒にいてやるよ。さやか。」
ソウルジェムを空に放ち、自らの武器で攻撃を加える!
ソウルジェムは砕け散り、大爆発が発生。

本当に男らしい死に様でした。杏子。
短い間だったけど、主役張ってましたね。
ソウルジェムを自爆にも使えるとは。


杏子の最期を悟ったほむら『杏子…』
ほむら宅。
キュウべぇが現れる。
ほむら「佐倉杏子には、本当に美樹さやかを救える望みがあったの?」
キュウべぇ「まさか。そんなの不可能に決まってるじゃないか。」
ほむら「もちろん、無駄な犠牲だったら止めただろうさ。でも今回、彼女の脱落には大きな意味があったからね。」
キュウべぇ「これでワルプルギスの夜に立ち向かえる魔法少女はキミだけになった。もちろん、一人では勝ち目なんてない。この街を守るにはまどかが魔法少女になるしかないわけだ。」
ほむら「やらせない、絶対に」

次回予告



ほむら「誰も未来を信じない。誰も未来を受け止められない。もう誰にも頼らない」

感想とまとめ

杏子が主役を張った回でした。
実はとても人情味があるキャラで、魅力的なキャラになりましたね。
初登場したときの印象の悪さが嘘のようです。
ごく短い間の活躍だったけど、とても印象に残るキャラに成りました。


人のために魔法を使うと決意したさやかの内心は自分のためと思っていたさやかに対し、
自分のために魔法を使うと決意した杏子の内心は人のためと思っており、対照的だなと感じます。


キュウべぇは私利私欲のためではなく、自分たちの民族を救うために動いていることが分かってきました。
しかし、それは、キュウべぇの民族側での価値基準であり、人類にはとても当てはまるものではありません。


キュウべぇはまどかを魔法少女にしたとして、その後のことを考えているのでしょうか。
ワルプルギスの夜を倒し(これはキュウべぇにとってどうでもいいことか…)、
まどかはやがて魔女になってしまいます。
その時に発生するエネルギーが欲しいのでしょうけど、魔女化したまどかはどうなるのでしょう。
自分の利害に関係ないとし、放置して人類の元を去ってしまうのでしょうか。
それとも他の強大な力をぶつけて共倒れを狙うのでしょうか。
まさか、時間をコントロールできるほむらが、今までのことをなかった事にするとか?(この展開はシラケるから、ないことを祈りますが)


残された展開が楽しみです。