魔法少女まどか☆マギカ 第2話「それはとっても嬉しいなって」 キャプチャー&感想
まどっち&さやか 魔法少女体験コース受講
アバン
戦うマミ先輩
…と思ったら夢だった。
寝ぼけるまどっち。
しかし、棚に目を向けると、キュウべぇの姿があった。
あの出来事は夢ではなかった。
良い感じの始まり方だ。
Aパート
先輩の家に呼ばれたまどかとさやか。
魔法少女についての説明を受ける。
キュウべぇによって、魔法少女候補として選ばれたというまどかとさやか。
魔法少女になれば、何でも好きな願いを一つ叶えてくれるという。
…
ただし、それには交換条件があるという。
願いを叶えた際、「ソウルジェム」と呼ばれる石が生成される。
その石を手にした者は魔女と戦う使命を負わされるという。
…
魔女とは何か?
願いから生まれるのが魔法少女とすると、魔女は呪いから生まれた存在。
魔法少女が希望を振りまくとすると、魔女は絶望を撒き散らす。
不安や猜疑心、過剰な怒りや憎しみ、そういう災いの種を世界にもたらしている。
そして、形のない悪意となって人間を内側から蝕んでいくという。
…
どうしてそんなに危険な魔女の存在が誰にも気づかれないか?
常に結界の奥に身を潜め、決して人前に姿を現さない。
…
魔女と戦うのは命がけの行為。
どんな願いを叶えられるチャンスがあるが、それは死と隣り合わせだという。
ここまで説明を受けて、代償の重さに当然戸惑う二人。
そこでマミ先輩から提案が。
先輩の魔女退治に付き合い、魔女退治がどんなものか体験する。
その上で、危険を冒してまで叶えたい夢があるかどうか考えてみれば良いという。
キュウべぇを学校に連れて来たまどっち。
さやかにはキュウべぇが見えるが、友人には見えない。
どうやら魔法少女として選ばれた者にしか見えないようである。
そして、キュウべぇを中継して、魔法少女とその候補同士は
口に出さずとも頭の中で考えるだけで会話が出来るようだ。
登校してきたほむらと目が合って、昨日の先輩宅での会話を思い出す。
ほむらは何故キュウべぇを襲ってきたか?
新しい魔法少女が生まれるのを阻止しようとしていたのではないか?とキュウべぇは言う。
仲間は多いほうが良いのではないか?
それがそうでもない。むしろ、魔女を倒す競争になることが多い。
何故か?
それは相応の見返りがあるから。
手柄の取り合いになってぶつかることもあるという。
命がけという交換条件が引っかかって決意できないというさやか。
意外だなぁ、大抵の子は二つ返事なんだけど…と返すキュウべぇ
自分たちはきっと幸せバカなんだよ。大きな不幸を知らないだけだ。こういうチャンスを本当に欲しいと思っている人は
他にもいるはずなのにねとしんみり語るさやか。
そこにほむら登場。
不安がるまどか。まどかを守るように立つさやか。
遠くから経過を見守る先輩。
それに気づいているほむら。
なんな緊張した場の中で会話が交わされた。
キュウべぇがまどかに接触したことを認めつつも、魔法少女になるのかを問うほむら。
答えられないまどかをかばうさやか。
魔法少女になるべきではない忠告を覚えているかまどかに確認を取り、忠告を守ることを祈りつつ去っていくほむらだった。
去ろうとするほむらに、魔法少女になったときの願いを尋ねるまどか。
でもそれには答えずに去っていってしまった。
Bパート
魔法少女体験会に集まる三人。
さやかはバットを持ってきた。
意気込みは良いと評価するマミ先輩。
まどっちは魔法少女変身時の衣装を考えてノートに描いて来た。
笑いを誘い、場が和む。
赤面するまどっち。
いざ、魔女退治へ。
ソウルジェムは魔女に反応するので、それを頼りに足で探すことになる。
前回とり逃した魔女の足が遠のいてしまい、ソウルジェムの反応が薄くなり、なかなか足取りを捉えられない一行。
「あの時、すぐに追いかけていたら…」
自分のせいで魔女をとり逃したことを気に病んで謝るまどか。
やさしく許す先輩。
それを見て、先輩は味方。そしてほむらのことは良く思っていないと発言するさやか。
「本当に悪い子なのかな…」
ほむらが悪者と決めかねるまどか。
交通事故、傷害事件、自殺の起きる場所で魔女が発生しやすいとのこと。
とうとう、強い反応を捉えた一行。
現場へ急行する一行。
今まさに飛び降り自殺しようとする人を発見!
建物の屋上から飛び降りた人をとっさの動きで救い出すマミ先輩。
救い出された人の首には「魔女の口づけ」と呼ばれる刻印が…
魔女が潜伏していると見られる建物内に突入。
結界内部への入り口を発見し、潜入する一行。
マミ先輩が銃で異生物を倒すさなか、さやかはバットを変形させたロッドで身を守る。
「怖いけど…でも…」
魔女退治について何かをつかむまどか。
とうとう結界の最深部へとたどり着いた一行。
そこには魔女と呼ばれる異形の物体がいた。
ひるむまどかとさやか。
「大丈夫、負けるもんですか!」
気合を入れて魔女本体との戦いを始めるマミ先輩。
多数の銃を召喚し、手際よく戦っていく。
ところが、生物に足元を取られ、体を触手に捉えられてしまった!
宙に逆さまの状態で上げられながらも、冷静に抵抗する先輩。
隙をついて、襟に巻いたリボンを巨大な銃に変形させる。
そして、掛け声と共に銃をぶっ放す!!
砲撃は魔女に直撃し、魔女は消滅。
こうして戦いは終わった。
結界は消滅。
そして、そこには「グリーフシード」と呼ばれる魔女の卵が残されていた。
マミ先輩のソウルジェムを確認すると、夕べより色がにごっている。
そして、グリーフシードを利用すると、澱みはグリーフシードに吸収されてソウルジェムの色は回復した。
グリーフシードには魔力を消耗してにごってしまったソウルジェムを回復させる力があるようだ。
魔女退治の見返りがこれであった。
おもむろに暗がりにグリーフシードを投げ込むマミ先輩。
そこにはほむらの姿が。
残りを分けてあげる意思を伝える先輩。
自分で得たものは自分のものにすれば良いと投げ返し立ち去るほむら。
それがほむらの回答だった。
自殺未遂の女性も意識を取り戻し、一件落着となった。
叶えたい願いは難しくてすぐには決められないが、人助けのために頑張る先輩の姿は素敵で
こんな私でも、あんなふうに誰かの役に立てるとしたら、とっても嬉しいと思うまどかだった。
妄言&感想
以下、勝手な想像による妄言です。
根拠は特にありません。
マミ先輩は、きっちり魔女退治という過酷な労働を体験させてから、魔法少女になる決意をさせようとしているのではないか?
まどっちの人の役に立ちたいという思いと、まどっちを守ろうとするさやかの思いを予め知っていて、
現場経験をさせてその気持ちを増幅させ魔法少女にさせる決意を促そうとしているように思える。
一見親切心での提案にも思えるが、後で後悔して「話が違うよ」と抗議できないように予防線を張っているようにも取れなくもないか。
まどかはほむらが悪者ではないと薄々感づいているように思えるが、
手柄の取り合いの話を引き合いに出し、ほむらが競争相手を増やさないように考えているように思わせて、
ほむらを悪者にしようと仕向けているようにも思える。
ほむらは魔法少女になることを阻止しようとするマミ、キュウべぇにとっては都合の悪い存在だから。
キュウべぇの「意外だなぁ、大抵の子は二つ返事なんだけど」の台詞
さやかは、不幸せな人もたくさんいる一方、自分たちが幸せバカになっているから願い事もすぐには思い浮かばない。
何で私たちが選ばれたんだろうと続けたが、
キュウべぇはそれに対して何の回答も示していない。
「大抵」と発言している以上、たくさんの魔法少女を契約して生み出させていると思われる。
魔法少女に陥れることに抵抗感はなく、何かの目的を遂行するために契約を次々行っている気がしてならない。
魔女を倒すという使命を果たせないとソウルジェムが濁って焦りや悪意に支配され自分が魔女化してしまう
つまり、魔女は使命を果たせなかった魔法少女の成れの果てである
↓
それらを排除するために魔法少女の新規雇用は必要だが、それは魔女を生むきっかけにもなる
↓
永遠に終わらない負のスパイラル
たくさんいるはずの魔法少女が今現在キュウべぇのそばにいる様子がない。
それらの魔法少女は死んでしまったか、先の考察のように魔女化してしまったのではないか?
言葉を悪くして言うと、
マミ先輩、キュウべぇがグル、あるいは利害の一致でまどっちとさやかをハメようとしているように思える。
魔法少女になる = 一生返済できない負債を背負わされる契約を結ぶことではないか?
ソウルジェムがにごるという設定はグッと来ました。
こういう、目に見えて危険度が分かる設定は良いですね。