俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第9話 「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」 キャプチャー&あらすじ&感想

今回は、脚本が原作者の伏見つかさの回です。

アバン


京介帰宅。
玄関のドアを開けると、桐乃が待ちわびたように出てくるが、来たのは京介でがっかりした表情。
どうやら、通販で頼んだ商品を待っているようであった。
konozama食らったんですね。分かりますw
電撃G's magazineっぽい雑誌を読んで気分を紛らわす桐乃。
両親は夜まで帰って来ないとのこと。

宅配屋さん到着。
待っていたのは妹エロゲーであった。
パッケージをほおずりして喜ぶ桐乃。
呆れた様子の京介。
というか、親がいなくて開放的な気分になってるからって、玄関で開梱するなよ…とw

OP


桐乃
「バカ兄貴」

黒猫
「兄さん」

ジー
「お兄様」
個人的には、「兄上」と言うと思った…



地味子
「お兄ちゃん」
表情の変化が可愛いので3枚!

あやせ
「お兄さん」
この人は笑顔すら怖く見える…

CV田村ゆかりの人
「....」

今回のエピソードに登場するエロゲーの妹キャラ
「おにいちゃん」

2話のOFF会会場のメイド喫茶いにいた店員さんですな。
「おにいちゃん」

そして、「おにいちゃん」と呼ばれた京介。
以上、何故か女性キャラが各自、兄の呼称を発するOPのキャラ紹介でした。
これって、ひょっとして、PSP版俺妹の特典ゲームの販促だったりする…?

本日のスクリーンセーバー

Aパート


早速、届いたエロゲーインスコ
時間がかかるので、お菓子を食べながら待つ桐乃。
要求スペックが半端ない。
フルHDで8GB以上の空き容量とかw

黒猫宅。平屋だ。
ジャージに割烹着を着て朝食の用意をする黒猫。
何という家庭的な!
これは萌えるっ
いつものゴスロリファッションとのギャップが凄いですね。
あと、台所の油汚れがリアル。

エロゲを始める桐乃。
「フヒヒヒ」と笑い、舌なめずりをする。
ヤバいって。マジ物ですな、きりりん氏。
携帯に仕事の連絡が入ってビクっとする桐乃。

モデルの仕事をこなすあやせ。
久々の登場のような気がする。

仕事が終わり、桐乃の様子が気になり、電話を掛けるあやせ。
だが、繋がらない。
あやせは桐乃が勉強をしていてエラいと思っているようだが、実際は…?

エロゲーにはまって、だらしない表情の桐乃。
ダメだこの妹、早くなんとかしないと
そして、綺羅星

攻略対象のキャラがツンな態度を崩さないので、だんだんイラついてくる桐乃。
「喋んな。むかつく。ばかじゃん」
「死ねばいいと思うよ」
酷いセリフに感情的になる桐乃。
桐乃「どんなしつけ受けてきたわけ?あんた妹でしょ?」
お前が言うなww

ついに、桐乃、ぶち切れた。
うさぎのぬいぐるみに八つ当たりする桐乃。

再び黒猫宅。
塗り絵をする黒猫の妹。
メルルの絵を描いているという。
黒猫の妹はメルルが好きな様子。
黒猫は部屋にメルルのDVDがあったことを思い出し、見せてあげようとする。

戻って桐乃の部屋。
ツンキャラと双子のおとなしそうな妹キャラが出てきて、ツンキャラがツンツンしているのは
照れ隠しで本心ではないことを打ち明ける。
だが、そんなレベルじゃない。ツン100%でデレが0%じゃんと納得がいかない桐乃

おとなしい妹キャラに「お兄ちゃん大好き」と言われたのをきっかけに桐乃が壊れた。
おもむろに立ち上がったと思ったら、押入れからポスターを出してきて貼り出して、
変なアドレナリンが分泌されているのか、舞い上がっておかしな状態にw
うひひひひ…あひゃひゃひゃひゃ…
誰か…救急車を…

アイキャッチ

Bパート


アイキャッチ
「妹はわん娘」

賢者タイム

黒猫宅。
メルルのDVDを見る黒猫妹。
ブラウン管テレビなので、横縞が入ってインターレース表示になってる。細かい。
そして、裁縫をする黒猫萌え。

選択肢を間違えたのか、桐乃が苦手なツンキャラがデートに来てしまう。
一気にテンションが下がる桐乃。
フローをメモったノートを確認しに行く桐乃。
うわ、筋金入りだ。

ジーナさんもとい沙織さんの真の姿。
有閑マダムだ。
イベント用ということで、オーダーメイドで作らせたメイド服を確認して嬉しそうな沙織さん。
胸でかっ。これで中学生とは…

妹のために、メルルのマスコットキャラのぬいぐるみを作る黒猫。
そこに、京介から電話がかかってくる。
一瞬恥ずかしそうな表情をしてから電話を取る黒猫。
これは、京介のことを意識してますなー。
とりとめもない会話をする二人。
黒猫の妹のためにぬいぐるみを作ってあげたり、くしゃみをしたらシーツをかけて頭を撫でてあげたり、
黒猫の面倒見の良さが描写されてます。

ツンキャラの攻略が進み、デレていた。
そして、エロシーンへ。
「ちょっと待ってて、私もシャワー浴びてくるから」と風呂へ向かう桐乃。
どんだけだ。
風呂に向かう途中、京介とはちあってぶつかり、パンツを落とす。
京介に教えられて気がついた桐乃。京介にビンタ。
いつものパターンすぎるw

桐乃の入浴シーン。何回目かな。
湯気はそこそこ。
何故かエロゲのエロシーンに向けて気合を入れるきりりん氏。

エロシーンに奇声を上げて喜ぶ桐乃。
その奇声は壁を通り越して隣の京介の部屋へ…
妹がエロシーンに興奮した奇声を聞いて不愉快な京介。

桐乃の奇声があまりに酷いので、とうとうブチ切れた京介。
壁越しに殴り合い、罵声を発しながらケンカする二人。

一人で邪気眼セリフを発しながら何かを演じる黒猫。
何やってるの?
怪訝そうにその様子を見ている妹たち。
妹、もう一人いたのね。

妹と別れるエンディングを迎え、アンニュイな表情の桐乃。
血縁者同士は結ばれることはできなかったというエンディングの様子。

うつむいて、ポツリと「バカじゃん…」と桐乃
ここで、郷愁感漂うBGMが。
ゲームのキャラに自己投影しちゃったか…

web日記をつける黒猫。
邪気眼文章で隠喩してるけど、こりゃ、ぼっちだってことですな…
リストカットしないでよ…
そこに無邪気に寄って来る妹。
「闇の世界の住人と会話をしている」と説明する黒猫。
桐乃たちの写真を見て、「この人達が闇の世界の住人?」と聞いた妹に
「友達だ」とちゃんと言い直した黒猫だった。
妹はこの世界に引き込んではならない。

グッドエンドは明日にするかと、また風呂に入りに行く桐乃。
風呂から出てきた京介と出会い、何故か突然京介に蹴りを入れる桐乃。
ワケがわからない京介。
先程プレイしていたエロゲと同じようなツンで理不尽なセリフを吐き出す桐乃。
何でそんなに怒ってんだよ?と京介
うっさい、何かムカつくのと桐乃
わだかまりがあって、気持ちの置き場がない様子の桐乃であった。

顔を背けた桐乃に
京介が気まずそうに目線をそらし、間を置いて、目を合わせて、「おやすみ」
それを聞いた桐乃は、顔を紅潮させ、「べーだ」と舌を出す。
まだまだ、素直になれませんねww

ED




歌は桐乃の中の人の竹達彩奈

次回予告

エンドカード


エンドカードは、ぽよよんろっく
絆創膏と、リストバンドで分かりました。
いつもながら、躍動感のあるイラストです。

感想

一見、各キャラのとりとめのない日常を描いた回に見えましたが、
桐乃がエロゲのプレイを通して兄への好意を意識しているんじゃないかという空気を
さりげなく漂わせる心理描写があったと思います。
エロゲは手違いでグッドエンドに辿りつけなかったわけですが、
桐乃はそこに自己投影して、現実世界でも兄への気持ちが伝わらないわだかまりを感じた。
そのわだかまりから来るイライラ感で、エロゲのキャラと同じセリフを吐きながら、
京介に理不尽に当たり、蹴りを入れてしまう…
と流れを追っていくと実にしっくりきます。


今回は、絵コンテに舛成孝二氏があたっていましたが、さすがと。
いつにも増して桐乃の表情がめまぐるしく変化してました。
気持ちの移り変わりが分かりやすく伝わってきます。
むかつくキャラだけど伝わってくるんです。


家庭的な一面を持つ黒猫の描写も良かったですね。
電話をしながらも、くしゃみをする妹に気付き、シーツをかけて、頭を撫でてやる。
黒猫が意識せずにこのような行動を取っていることから、実は内面は優しく家庭的なキャラじゃないかいうことが伝わってきます。
こういうカットをさり気無く入れるところも良い。


具体的には特にストーリーの進展はないのですが、こういった心理表現の積み重ねは大事だと思いますし、
個人的にはこのような説明的な言葉で語らない人物の内面描写が大好きなので、今回はとても楽しめました。