ロストオデッセイ クリア
クリアしました。結構楽しませてもらいましたよ。
自分は、8bit機はFC→PCEと来て、16bit機以降はSFCに行かずにMD、ドリキャスなどのセガ陣営に行ってしまった人なので、坂口氏の関わったRPGはFFIIIまでしかプレイしておらず、特にPSになってからのタイトルは人づてでネガティブな意見しか聞いていなかったので、このゲームを買うのには結構な勇気が要りました。
しかし、プレイを始めてみると、意外に今までプレイしてきたRPGと同じ感覚でプレイできるなという印象でした。いや、変わらなすぎてちょっと唖然としてしまったくらいです。スキル、魔法などのゲームシステムは綺麗にまとまっていて、ちょっと説明書を斜め読みすれば、誰でも遊べるくらいのとっつき易さで、敵の強さもそこそこに抑えられているので、誰にでも勧められるゲームだなと思いました。要するに良く出来た王道RPGということだと思います。
ゲーム内で、足場を作るために物を動かしたりとか、ちょっとしたギミックがあるのですが、ちゃんと画面に説明が出るので、戸惑うことはありません。ここらへんの気遣いがやっぱり国産ゲームですね(笑)。
ビジュアルもアクションゲームのように登場オブジェクトの状況よって変化するような多様性はないにせよ、国産のゲームにしては頑張っていると思います。エフェクトも綺麗ですし、ダンジョンの幻想的な雰囲気も良く出ていたと思います。これは、正直に嬉しかったです。
ゲーム中に挿入される重松氏のテキスト、BGMも秀逸です。重松氏のテキストには、読み始めると自然と情景が頭の中に広がっていき、いつのまにか世界に入り込んでいくような不思議な魅力があると思います。
序盤のボスが世界樹の迷宮のボス並みに強く、人によっては面食らうかもしれません。ですが、それ以降のボスは並み強さなので安心です。個人的には、それ以降も世界樹のボス並みの強さが欲しかったですけどね。ザコは悟りの神殿以外はほとんど苦労はなかったです。
あと、個人的にはディスク4に入ってから出来るバックヤードが面白かったです。例えば、敵を倒す順序が定められていたり、アイテムや魔法が使用禁止などの提示される条件のもと、バトルに勝つとアイテムがもらえるといったものなのですが、ヘビークラスになってくると、それなりに工夫しないと条件を満たせないようになっていて、やり応えがあり、楽しかったです。一種パズルゲーム的な面白さで、これだけを突き詰めていったゲームが出ても面白いなと思いました。
今後も国産RPGが出るとすれば、今までよりもポジティブな気持ちでチェックしていきたいです。
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クリアしてみて気になった点
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