かみちゃまかりん 第1話 「花鈴ちゃんのふしぎな指輪だし―」

残念。期待していたのに。今回は、ちょっと辛辣に書きます。
登場人物や設定など諸々の説明をはしょるのは安濃監督の手法として知っていたので、そういうものだと思って見ていたのですが、短い尺に原作の内容を無理やり沢山詰め込んだような作りで、話のつながりがちぐはぐになり、原作を読んでいても内容を追うのが辛かったと思います。早い話が、カオスってました。
登場人物の行動原理がよく分からない。これは致命的な気が...。
あえて、原作や、アニメのセオリーを無視して、情景や心理描写に力を入れていくのが監督の持ち味だと思っていたのですが、今回はものすごく肩透かしを食らった感じでした。
背景も色使いがどぎつく、まるで異世界のような感じになってしまっています。これでは、監督の折角の持ち味の情緒的な情景描写が生かすのは難しい気がします。
オープニングも歌が全く合っていないです。映像は悪くないと思うんですけどね。
自分が相当思い入れのある監督の久々の作品ということで、期待が大きすぎたので、出だしは相当ショックでしたが、心の底では、まだ期待を持って待っています。今後、どんなきっかけでも良いので、盛り返して欲しいです。切実に思います。