Gears of War 2 レビュー

まさに超大作と呼ぶのにふさわしいTPSだったと思います。
特に、演出が目白押しで、行く先行く先で常に何かが起きている感覚です。初見のプレイでは驚きの連続でプレイしているのが楽しくなります。これが最も大作と感じる理由で、ものすごく豪華なゲームだなぁという感想を持ちました。
また、乗り物に乗って進んだり、ボス戦を行ったりする機会が他のシューターより多いと思います。巨大な乗り物に乗って、簡単な操作で大量に敵を倒したり、決められたとおりに弱点をついて巨大なボスを倒したりといった演出のために用意されたシーンが多いです。派手で凝ったものが多く、それでいて、ぼーっと眺めているだけではダメでちゃんと操作しないとゲームオーバーになるので、気は抜けません。これらのシーンはアクセントとして良いですが、何度も繰り返すとやらされている感が出てくるので人によって好き嫌いがあるかもしれません。
シューターの部分は、敵が人間ではなくローカストという化け物で(一応、知的生命体)、耐久力も高めに設定されているので、惜しみなく弾を発射し、バリバリ撃ち込んで倒していくノリになると思います。これこそがGoWの味じゃないかと思います。今回は、更にその方向が強化されており、何故か、自分たちの部隊が進む途中で、敵に向けてタレットが発射できるようにお膳立てされていたり、下で待機している敵に対して上から攻め込むような、自分たちに有利なシチュエーションが多く感じました。これのお陰で、プレイヤーが優位に立った気分を味わえる機会が多いと思います。反面、物足りなく感じる人もいるかも知れません。
このゲームはよりプレイヤーを楽しませるために豪華な仕掛けがたくさん用意されています。だからといって、決して大味なゲームになっているわけではなく、クリアした時の達成感が得られるように、それら一つ一つがしっかり調整されています。より多くの人に勧められるタイトルではないかと思います。